海外旅行の注意点と持ち物ガイド

海外旅行の免税の範囲

海外旅行の楽しみの1つに、免税店でのショッピングがありますね。ブランド品やお酒、たばこなど日本で買うと高い関税や各税金などがかかりますが、免税店で買うとこれらは一切かかりません。
だったら買えば買うほどお得になる計算ですが、実は免税になる金額や数量は決まっています。ここでは海外旅行時の免税の範囲についてご紹介いたします。



免税の限度は決まっている

免税店ではタバコやお酒などの税金が免除されるため、とても安く買うことができます。例えば1カートン4300円の煙草であれば2700円程度で買うことができ、日本国内の価格より4割近くなります。
またお酒も国内の価格より1〜2割程度安くなっていて、これはタバコ税や酒税が免除になっているため、商品だけの価格で買うことができるのからです。

もし無制限に買い物ができるのだったら、タバコも100カートン、1000カートンと買って、オークションで売り飛ばしたり、よからぬことを考えるでしょう。そんなことをすれば日本のお店は成り立たなくなりますし、日本の税収も減ってしまいます。

ということで、タバコやお酒も含め、1人が持ち込める免税の範囲は決まっています。それもかなりシビアなので、お得感はわずかだと言えるでしょう。



日本の免税範囲

日本へ持ち込みができる免税範囲は以下のようになっています。この範囲であれば税金はかかりませんので、そのまま日本へ持ち込みが可能です。

たばこ
日本製・外国製それぞれ200本(1カートンまで)が免税です。日本製と外国製であれば1つずつ2カートンまでならOKですが、日本製が2カートンだったり、逆に外国製が2カートンだとダメで、1カートン分に税金がかかります。

お酒
1本760mlのボトル3本までが免税です。2280mlまでになりますので、容量の少ないものならトータルで2280mlを超えなければOKです。

香水
香水は2オンス(56ml)までなら免税です。容量にもよりますが1瓶程度と考えておきましょう。

その他の品目
合計で20万円までになります。例えば10万円のバッグ・8万円の財布・5万円の時計などを買った場合、合計で23万円になりますので、足が出た3万円分に対して税金が必要です。

合計1万円以下のお土産など
一万円以下のものは、合計額が1万円までなら免税になります。例えば、1つ2000円のクッキー5個や、1つ5000円の高級チョコ2個などです。合計で1万円を超えた場合は、足が出た分だけ税金が必要です。



これらの免税は日本へ入国する際のルール

上記でご案内した免税の範囲は、日本へ入国する際のルールです。つまり海外旅行を終えて、外国から日本の空港へ帰ってきた際に適用されるということですね。

海外旅行では一旦外国へ入国しますよね。日本の空港でも出国審査を通ればたくさんの免税店がありますから、買おうと思えばここでも買うことができます。
しかし注意していただきたいのが、行きの空港の免税店で買ったものは、一旦外国の免税範囲のルールが適用されます。日本なら免税範囲であるものの、国によっては免税範囲ではない場合もあるので注意してください。

たばこやお酒、香水に関しては、どの国も似たような制限ですが、たばこなどは国によって2カートンまでOKや、1カートンしかダメなど違います。うっかり2カートン買ってしまうと、1カートン分は税品を払わなければならなかったりしますので、その国に免税で持ち込めるものを事前に調べておきましょう。



免税の範囲を超えた場合の金額は?

免税の範囲を超えた場合の金額は以下のようになっています。

たばこ
1本につき11.5円です。1箱じゃなくて1本なので、1カートン(200本)だと2300円も税金を払わなくてはなりません。日本国内で4300円で売っているタバコを免税店で2700円で買えたとしても、2700+2300=5000となり、結局国内で買った方が安くなります。たばこは免税範囲を超えると損をしますので注意してください。

お酒
お酒の種類によって額が違います。
ウイスキーやブランデー:1リットルにつき600円
ラム・ジン・ウォッカ:1リットルにつき400円
リキュールや焼酎:1リットルにつき300円
ワインやビールなど:1リットルにつき200円
たばこと違ってお酒の税金はそれほど高くありません。ワインなどはどれだけ高級なワインでも1本あたり150円程度の税金しかかからないので、日本では高くて手が出ないワインなどを海外でたくさん買って申告している人もいます。輸入酒を相場を調べておき、海外で買うのもいいかもしれません。

その他の品物
それ以外の品物については、一律して15%の税率が加算されます。ハンドバッグやジュエリーなどのアクセサリ、服や家電製品などが身近な物に挙げられます。計算方法は市価×0.6×15%なので、10万円のバッグを買った場合、10万×0.6=6万円となり、この6万円に対しての15%、9000円が課税額となります。
その他の品物は免税額が20万円までと決まっているので、20万円を超えた金額から計算されます。例えば50万円のバッグを買った場合、50-20=30万、30万×0.6×15%で、27000円の課税額となります。

関税がかからないもの
物によっては関税がかからないもの(無税)があります。海外旅行で身近な物としては腕時計があげられ、腕時計は関税がかかりません。しかし、消費税だけはかかるので、20万円を超えてしまっている場合は、超えた分の0.6×15%の税金が必要です。



関税はあくまで自己申告

海外旅行に慣れている人ならわかると思いますが、わざわざ税関で1人1人の荷物を調べたりはしません。
免税範囲を超えた分の品物を買ったとしても、自己申告であるため、ぶっちゃけた話、少々多めに買ったところで、申告しなければそのまま素通りできてしまうケースが大半です。

いちいち全員の荷物を税関でも調べてないですから「申告するようなものはないですか?」と聞かれ、「はい、ないです」と言ってしまえば、ほとんどの場合はそのまま通過できます。個人の海外旅行の場合、そこまで厳格に取り締まりを行っていないのが現状です。

しかし、無申告(ウソ)がバレてしまった場合は、別室へ連れて行かれ事情聴取、罰金を含めて税金を払わなければならない羽目になるので、申告はちゃんとするようにしてください。



海外旅行の免税の範囲まとめ

免税品は無限ではない
酒は3本・たばこは国内と海外製それぞれ200本まで免税
それ以外の商品は合計20万円まで免税
免税範囲を超えてもちゃんと納税すれば持ち込み可能
持ち込みの申告は自己申告制
嘘がバレると別室へ連れていかれて取り調べを受けることも

免税で持ち込める量や金額は決まっていますから、上記の範囲を守ってお土産などを購入するようにしましょう。免税範囲以上の商品を持ち込んでも、税金をちゃんと納めれば堂々と日本へ入国することができます。
税関の係員も違反者に対しては厳しいですが、納税者に対してはできるだけ税金が少なくなるように計算してくれますから、分からない場合は積極的に質問してみましょう。






ショッピングの注意点
海外旅行での楽しみの1つにショッピングがありますが、トラブルなども多発しています。海外でショッピングをする際の注意点を集めてみました。

免税店って本当にお得?
免税店は安い安いとみんなが言っていますが、本当にお得なんでしょうか? 確かにモノによってはお得な物もありますが、高い買い物の場合はよく考えて利用しましょう。

乗り継ぎすると免税品を没収される?
お酒や化粧品など、液体の免税品は乗り継ぎ地の手荷物検査で没収されてしまいます。こうならないために免税品を買う場所には気をつけましょう。

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